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『恋するインテリジェンス』第8巻ネタバレ感想【丹下道】


恋するインテリジェンス (8)

2020年11月24日/幻冬舎コミックス

外務省第二国際情報室所属・128期の黒瀬准は「自分こそTCにふさわしい雄!」と自負していたが、BCに配属されてモヤモヤする日々。その上、バディである供威嵩平のTC的な態度がシャクにさわって…な「供黒編」と、118期の桃月鼓之は素はやんちゃ系の関西男子だが、あざとかわいい系担当になったことで長年努力をしてきた結果、数々の釣り任務をこなしている。そんな桃月のバディは正統王子様の聖前蕗壬央で、桃月を優しくエスコートしているが、どうやら心に闇があるようで…な「聖桃編」の豪華二本立て!



単行本の構成
・第128期-TK001前・中・後編
・第118期-SM001前・後編
・スキマ07 木菜&鶏楽の場合
・スキマ08 128期専門研修開始の裏で
・描き下ろし番外編「供威黒瀬のバディ訓練日誌」25P



ネタバレ感想

前巻は外務省第二国際情報室118期の鶏楽×藍染がメイン、8巻はその下128期の供威×黒瀬のお話が3話と、118期の聖前×桃月のお話2話+スキマ2話収録。

男前な自分がBCなのが納得できないツンツン女王様な黒瀬と、ワガママBCを大らかな態度でフォローする紳士・供威という構図。体格差CPで供威の片想いのような描かれ方。

終始悪態をつきつつも、色任務実習で本番まで進んでからは供威を少し意識し始める黒瀬。

黒瀬が女王様というか、好感度が低いキャラだったので感情移入しにくかったなぁ。控えめ紳士の供威はポテンシャルが高そうなので続きに期待したいところ。

シリーズの古株:針生×眞御と土門×円はほぼ出番なし(針生と眞御は単独でちらっと登場)。武笠×深津は実習シーンで供威×黒瀬と同じ空間にいるため、結構絡みがありました。

供威×黒瀬にフォーカスしつつも、指導教官の先森や柳とのやりとりにクスッとなったり、他のバディの様子や更衣室でのBC同士の会話がこぼれ話として挟まれていたのが楽しかったです。武笠×深津の変化に気づき、いちいちツッコミを入れるBCたち(てか分かりやすい!)w

続いて118期の聖前×桃月のお話。色任務でキャピキャピなカムボーイをあざと可愛く演じる関西弁の男前美人受・桃月とヤンデレ気質を隠し持つキラキライケメン・聖前。

第1話は桃月が色任務(本番なし)をする度に心かき乱される聖前と、仕事として割り切る桃月のコントラストがせつなく描き出され、第2話では聖前の生い立ちと桃月に惹かれるようになった経緯が明かされます。

桃月に病的に執着する聖前。桃月は意図的なのか無自覚なのか、限界に達しつつある相手をひょいと躱す猛獣使いのようなスキルが印象的で、受として魅力的なキャラ。

聖前の不毛な片想いではなく、両想い(恋人同士?)だったことが後半になって判明。

「スキマ07 木菜&鶏楽の場合」は木菜が鶏楽の部下・蔵本の件で鶏楽にクレームを言いに来て・・・というプチエピソード。9巻の本編で取り上げられる春日×木菜のプロローグ的構成。蔵本×白戸も登場。こちらは両想い一歩手前の雰囲気。

「スキマ08 128期専門研修開始の裏で」はタイトル通りの内容。藍染のポールダンス研修で深津登場。お手本披露中の藍染に堂々とセクハラする鶏楽。これもTCの役割だと言わんばかりにw

鶏楽のせいでポールにさわれないまま研修を終える深津w

ラスボス・秋草室長からの無茶ぶりの中身は描き下ろしに収録。会議のシーンで眞御もちらっと登場。

描き下ろしは秋草室長から128期に出された課題を遂行する供威×黒瀬の様子:連続オーガズムの最中に迅速に手錠抜けできるようになること。

聖前×桃月も本編の終わりで室長から無茶ぶりされていたけど、そちらは次回に持ち越し?128期への教材用として室長からセックス配信を頼まれる二人w

 

 

まとめ
・オムニバス
・バディ
・色任務
・恋人同士/両片想い/片想い
・シュール、せつない
・濡れ場:多い
・修正:白抜き

 


恋するインテリジェンス (8)


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