ジェラテリアスーパーノヴァ
2015/08/17/竹書房
センチメンタルな年の差BL。お互いに素性を明かさないまま、週末だけジェラート屋で待ち合わせてセフレ関係を続けている二人。
タイトルにもなっているお店が作中で二人をつなげるキーアイテムとして効果的に使われていて、甘いキスの味、残り香、季節の移り変わりなど五感で恋の訪れが表現されています。
おしゃれな設定というだけでなく、ジェラートと二人の感性・感情を結び付けることで繊細さが光る抒情的な雰囲気を醸し出しているところが素敵でした。
絵も世界観も魅力的なのですが、後半の展開がちょっと惜しいかなぁ。
攻の突然の音信不通とやけに芝居がかった再会劇。中盤までは良かったのですが、後半の流れのせいで全体としてみると演出の美学に力点を置きすぎている印象を受けました。ストーリーの整合性よりもジェラート屋と二人をどうしても絡めたいんだなぁと思えてしまってw
とはいえ、感性を大事にするところなどは魅力的で好きな作風。続編も読んでみます。
【2020/04/04に旧館に投稿したものをこちらに移しました。旧館の記事は非表示に変更。】
ジェラテリアスーパーノヴァ
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掲載誌:Qpa