BL漫画holic@BL本棚

購読BL雑誌で連載中の作品の感想、単行本のレビュー・描き下ろし情報などを掲載しています。

旧館に行く
記事一覧をチェック
当ブログには広告が含まれます

『REVERSE』ネタバレ感想【ゆいつ】


REVERSE
2018/12/25/コアマガジン

 

刑事の浮島は、危機的状況に遭遇すると性的な興奮を覚えてしまう悪癖があった。事件後はいつも背徳感と昂揚感を抱きながら一人でヌいていたが、怪しげな男・真壁との出会いでそれは一変する。お互いの素性も知らないまま、出会ったその日に激しく犯され、えも言われぬ快楽を得る。ところが、真壁が浮島の追っている事件の容疑者として浮上し、二人の関係はより禁忌さを増してゆき…?



単行本の構成
・表題作全7話
・描きおろし後日談5P
・カバー下おまけ2P



ネタバレ感想
タイトルからリバなのかと勘違いしましたが、リバ要素ゼロ:

変わった性癖を持つドM刑事と謎のドS男が絡み合うハードボイルドな刑事モノ。

後半に突入してから事件も恋も一気に動き出し、俄然面白くなりました。

前半の引きの弱さがちょっともったいない感じ。

前半は危機的状況に遭遇すると性的な興奮を覚えてしまうドM刑事が、犯人を取り押さえた高揚感が冷めやらぬ時にケガ人の謎のドS男と遭遇してしまい、介抱しようとお持ち帰りしたところ、興奮した下半身に気付かれ、報復レイプされるというトンデモ展開。

BLというよりも即物的セックスを強調した男性向けのような流れだったので、もう少しキャラの気持ちの変化やBL的な山場を作ってほしかったなぁと思いました。

ただ、後半になるとサスペンスストーリーに沿って、ドM刑事の人となりや謎の男のことも次第に明かされていき、BLらしさがどんどん出てきます。愛が芽生えてからのドS攻の態度変化、男前な素顔が見え隠れし始めるところが萌え心をくすぐる演出。

後半は緊張感のある刑事モノの雰囲気の中で二人の愛が急速に育っていく様子がテンポよく描かれていて惹き込まれました。

作風や世界観がどことなく定広美香さんを彷彿とさせます。リスペクトされているのか、画風も似てる気がします。こういうハードボイルドなBLを描かれる作家さんは少ないのでぜひ続けてもらえると嬉しいです。

【2019/02/24に旧館に投稿したものをこちらに移しました。旧館の記事は非表示に変更。】

 


REVERSE


鬼と蛇
『REVERSE』関連作、『REVERSE』後日談31Pも収録。