BL漫画holic@BL本棚

購読BL雑誌で連載中の作品の感想、単行本のレビュー・描き下ろし情報などを掲載しています。

旧館に行く
記事一覧をチェック
当ブログには広告が含まれます

『夜明けの唄』第6巻ネタバレ感想【ユノイチカ】


夜明けの唄【単行本版】6

2025年5月7日/シュークリーム

歴代の覡がうけてきた凄惨な仕打ちと裏切り。 その恨みを晴らすべく、ミカイルは貴族を襲う。 復讐を止めたいとミカイルのもとに駆けつける二人だったが…。 さらに戦闘のさなか “アルトの秘密”を知らされたエルヴァは、 彼を失うかもしれないという恐怖に苛まれる。珠玉のボーイズ・ロマンス巨編 累計170万部突破!

 

単行本の構成
・第25~29話
・番外編「Letters」16P
・おまけ「エルヴァからの手紙」1P
・キャラ紹介「アルトの両親」1P
・応援店おまけ漫画1P

 

ネタバレ感想

5巻でアルトの出自や覡の秘密など、島の成り立ちや島人にまつわる色んな真相が次々に明かされ、6巻は再び現在のお話に。

5巻後半の長い過去編=覡たちの悲惨な過去三連発(子供への暴力、虐待、残虐なレイプシーン)が相当しんどかったので、過去編が終わってくれて心底ホッとしましたが、現在のお話もシリアス一辺倒で痛々しい内容でした。読後は疲労感を覚え、どんより気分に😣

父親が黒海という衝撃の事実を知らされたアルトと、島を守るためではなく、ただ利用するために夜な夜な魔物と闘わされ、使い捨ての駒にされてきたことを痛感するエルヴァ。

そんな中、黒海に体を乗っ取られたミカエルを始末するように教会から命じられたエルヴァは・・・。

覡の防御力でミカエルの魂はまだかろうじて残っている状況。この8年間、黒海とずっと格闘し続けてきたミカエルは完全に黒海に乗っ取られておらず、体を共有している状態だと気づいたアルトはエルヴァを弟のように思っているミカエルの魂に訴えかけ、暴走を止めようとするが・・・。

その頃、覡の救出のために動き出したジュノ・コノエ・レティたちは領主が外の人間を脅迫するために使っていた“ネタ”を入手。過去にこの島にやってきた人間の名簿リスト、覡の手記、子供(覡)のヌード写真や動画等。

覡たちの恨みを晴らすために殺戮鬼と化したミカエルの暴走を止めようとするエルヴァとアルトだけど、状況は悪化する一方。村人たちが駆けつけたため、ミカエルにとどめを刺さざるをえなくなるエルヴァ。ミカエルは悪魔として村人たちから滅多打ちにされ、手足を切断され・・・。

ミカエルが”退治”されたことで一件落着となり、覡たちはまた以前の生活に逆戻り。ダナは東の持ち場に戻り、エルヴァも平静を装って役目を続けるが、ミカエルを手にかけたショックから食べ物を受け付けず嘔吐。そんなエルヴァを献身的に支えるアルト。

黒海のことを告げる勇気が出ないアルト。ミカエルからアルトが黒海の子だと死に際に告げられたエルヴァは胸騒ぎを覚えながらも、そんなはずがないと打ち消し・・・。

レティのすすめで島を出ることにしたアルト。こっそり自分の体を調べてもらうために。

うーん、なぜ今旅立つ必要が...?モヤるなぁ。ミカエルを手にかけたことで自責の念に駆られて苦しんでいるエルヴァを置きざりにしてまで。外に出るなら、エルヴァや他の覡も一緒に島から連れ出してあげればいいのに。

というか、アルトは黒海の子なのに島から出れるの?黒海は島に縛られているんじゃなかったのか(島の人しか襲わない等の制約あり)🤔

エルヴァが必死に引き留めようとするも、今後のために必要なことだから島の外を見てくると歯切れが悪い返答をするアルト。

今回のアルトは現実逃避しているだけにしか見えなかったなぁ。エルヴァに本当のことを言うのが怖くて逃げようとしただけのような...。

結局、エルヴァの方から切り出すことに。

黒海の子であることをエルヴァが知っていたことに激しく取り乱すアルト。そんなアルトを落ち着かせるように優しく包み込むエルヴァ。エルヴァから誘ってベッドシーンへ。

アルトが不安にならないように気丈に振舞い、アルトを島の外へ送り出すエルヴァ。落ち着きを取り戻したエルヴァとマニエリのやりとりが本編で唯一ほっとするシーンでした。

いつ帰って来れるか分からないのか、具体的な日程には言及せず、絶対戻って来るとだけ、まるで戦地にでも行くようなセリフを吐いて旅立つアルト。

エルヴァの手の痣がまた黒く広がっているのに気づいていないのか、かなりあっさりした別れの挨拶にモヤモヤ。エルヴァのことが心配にならないのかな。


現代設定なのに覡救出になぜこんなに時間がかかるのだろう。エルヴァやダナやマニエリたちが可哀想。ミカエルだってあんな無残な殺され方して。救いがないなぁ...。

今まで触れられることがなかったアルトの父(人間→海に身投げしたときに黒海に体を乗っ取られる)のざっくりした後半生が後半に収録されています。

先が見えないシリアスな状況がずっと続いているので、今度こそ希望が持てるエピソードが読みたいなぁと思っていたけど、残念ながら全く希望の光が見いだせないまま次巻に持ち越し。

この先もしんどい展開がいくつも待ち構えていそうなので、続きは完結してから読もうかな。

 

 

まとめ
・ファンタジー
・年下ワンコ攻×不憫美人受
・シリアス/ダーク
・ラブシーン:少ない
・修正:見えない構図

 


夜明けの唄 6【単行本版】


夜明けの唄(6) アニメイトセット【描き下ろし20P小冊子】


掲載誌:from RED


夜明けの唄 単話版

 

blmangaholic.hateblo.jp