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『ルームメイト』第1巻ネタバレ感想【佐藤アキヒト】


ルームメイト(1)

2024年9月25日/徳間書店

尊敬する父の教えで、スカラ獲得を目指し勉学に励む優等生のノア。 悩みの種は、毎夜寮を抜け出して無断欠席を繰り返す同室相手のカイだ。そんなある日、 偶然怪我した小鳥の手当てを頼まれる。 サンルームで小鳥の面倒を見ながら、 カイと共に過ごす時間が増えていく。もしかしたら僕が変えたのかもしれない――。  羨望と嫉妬を一身に集める問題児のカイへのノアの淡い期待と興味は、 次第に恋心へと形を変えていき…!?



単行本の構成

・表題作第1話~5話
・電子限定おまけイラスト1P



ネタバレ感想

閉ざされた名門パブリックスクールで育まれる問題児×優等生の甘酸っぱい恋模様:

財閥エヴァンス家の御曹司で問題児のカイ×外部生の秀才・ノアのお話。

ヨーロッパのパブリックスクール風の学園を舞台に、対照的な少年2人の関係が繊細に紡がれていきます。

寮で同室となりながらも交流のなかった2人が、小鳥の手当てをきっかけに距離を縮め・・・という始まり。

尊敬する著名な鳥類学者(博士)の父に認めてもらうために努力を重ねる優等生ノアは、最初は同室の問題児・カイを迷惑に感じていたものの、彼が次第に自分にだけ心を許し、誰も知らない意外な一面に触れることで気持ちが傾いていきます。

クールな一匹狼・カイの方もノアに迷惑をかけないようにサボっていた授業に出るようになるなど、彼なりの想いが少しずつ見えてくるのが愛おしいです😊

カイは授業にほとんど出なくても自力で上位を取れる天才。交流が深まるにつれてカイは成績を上げ、ノアは無自覚の恋煩いや勉強時間の減少から順位を落とすことに。

どんなに頑張っても天才には敵わない...そんな現実に追い詰められたノアは、思わずきつい言葉をカイにぶつけてしまい、そのことを深く後悔する心情が繊細に描かれています。

一巻の時点では、まだ家族との関係や過去のトラウマなどは深く描かれていないものの、カイと兄との関係やノアの“父への想い”など、気になる要素がいくつも散りばめられています。

プラトニックなのに(まだキスもしていない二人😊)、匂い立つような色香と瑞々しさがあり、どこかアンニュイで無自覚なまま人を惹きつけるような不思議な魅力があるカイにドキッとさせられます。ノアも透明感のある美人で絵になる二人。

ストーリーの進行は緩やかですが、心の機微や関係の変化を丁寧に追っていく構成で読後の余韻も深め。 続きが気になります。



まとめ
・高校生
・寮のルームメイト
・プラトニック(1巻時点)
・寡黙な一匹狼×美人な優等生
・せつない/甘酸っぱい
・ラブシーン:なし
・地雷要素(人によって):なし

 


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掲載誌:Chara Selection

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