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『オメガ≠アイドル』ネタバレ感想【なりた晴ノ】


オメガ≠アイドル

2023年10月2日/新書館

抜きんでた容姿とパフォーマンス力を持つ朱鷺の性別はオメガ。性別を隠しアイドルオーディションに参加するが、同じチームになったアルファのレオに見つめられた瞬間、身体が反応してしまい……!?  アイドルオーディション・オメガバース開幕!



ネタバレ感想
アルファばかりのアイドルオーディション番組にβと偽って参加したΩの朱鷺(トキ)は最終審査まで勝ち進み、α並みのダンススキルでαのレオと意気投合して・・・という展開。

最終審査は合宿形式。この合宿審査では4組・7人構成でグループ分けされ、成績上位者の7人がデビューを勝ち取ることに。

主要登場人物:

・広瀬朱鷺(Ω)
21歳のアイドル候補生。αとβ限定のアイドルオーディションに第二性を偽って参加。

・宍倉レオ(α)
19歳のアイドル候補生。マイペースでぶっきらぼうだけど優しい。

・岩城大河(β→α)
17歳のアイドル候補生。泣きぼくろがチャームポイント。

・イム・ジヨン(α)
20歳の韓国人アイドル候補生。切れ長の黒髪美形。しっかり者で番持ち。

物語序盤に早くも浮上するオメガバ特有の問題。フェロモンを抑える薬を飲み、まだ発情期にも入っていないのに、レオと至近距離で接したり、間近で声を聞く度に体が反応してしまうことに人知れず焦りを募らせる朱鷺。

同じαでもジヨンなら平気。体が反応するのはどうやらレオにだけ=運命の番設定かと思いきや、ジヨンに反応しなかったのは番持ちだったからだと判明。

そんな中、大浴場でレオと鉢合わせた朱鷺は抑えきれないフェロモンを発してしまい、Ωであることがレオにバレてしまい・・・。

手を掴んだレオに触んなと怒鳴る朱鷺→勢い余って湯舟に転落。オラオラ系だけど、きっぱり拒絶されると素直に引くレオ。

気を失った朱鷺が目を覚ますと部屋のベッドの上。大河からレオが部屋まで運んでくれたことを伝えられた朱鷺はレオが秘密を口外しなかったことに安堵とともに感謝の気持ちが芽生え・・・。

最初はマイペースで口が悪いレオと言い合いになっていた朱鷺だけど、他のメンバーのフォローもあり、次第に仲間として打ち解けていく二人。

そして、メインの二人だけでなく、寄せ集めだったグループ全体が回を重ねるごとにパフォーマンスも洗練され、チームワークや仲間意識が育まれていく過程も描かれています。

中盤に入り、仲良しのメンバー全員が第一関門を突破。チームを再編して臨むことになった最終審査。朱鷺は大雅とジヨンと同じチームで、レオとは別チームに。

最終審査前に何かあったときにフォローができるからと、信頼できるジヨンに朱鷺がΩであることを打ち明けるレオ。 そこから再びオメガバ特有の問題が発生→三角関係へ。

まだ発情期じゃないのに、今度はβの大河の前でヒートの前兆のような状態になる朱鷺。時を前後して、大河も面倒見のいい朱鷺に惹かれ始めており、今度は大河が朱鷺の反応をきっかけにαとして覚醒してラット状態になり・・・。

そのまま二人が発情エッチに流れ込みそうになるのを駆けつけたレオとジヨンが引き離して応急処置。

駆け付けたレオの反応が思ったよりもフラットでちょっと意外でしたが、まだ朱鷺に対して恋愛感情が芽生えていなかったのかも。 と思っていたら、4話に収録されたレオの過去編で別の切り口を投入。

実はレオは朱鷺が10代の頃にダンサー“Hiro”として活動していた時期のファンだったことが明らかに。

この過去編、正直なくても話は成立しますが、もしなかったら、別チームになったレオと、朱鷺と引き続き同じチームにいる大河との差が曖昧になってしまうんですよね。むしろ大河の方がやりとりも多いので。

この過去編を挟むことで、レオの想いの強さが伝わってきたので、個人的にはBLあるある設定ながら納得できました。

後半は第二性を偽ってオーディションに応募したことで大雅・レオ・ジヨンにヒート騒動を起こして迷惑をかけてしまった件で、運営にバレたら連帯責任を取らされてしまうと責任を感じた朱鷺が途中棄権をすると言い出すと、大雅・レオ・ジヨンが三者三様の持ち味を発揮して朱鷺を思いとどまらせて・・・という展開に。

後半のもう一つの大きな動きは、ネットの特定班によって、活動休止中のΩダンサー・Hiroが朱鷺ではないかという噂が急速に広まってしまうこと。確認を求めてきた運営に対し、朱鷺は自分がΩであることを明かすという、正念場の試練エピソードに突入。

そんな中でも支えになったのは、やはり仲間たちの存在、そしてレオのまっすぐな想い。

最後は無事にデビューが決まり、朱鷺とレオも晴れて両想いに。アイドルとして夢を掴むサクセスストーリーと、オメガバースならではのラブストーリーがどちらもきれいに成就する展開になっています。

ただ、デビュー決定までの流れが駆け足で描かれていたので、そこだけは少し惜しく感じられました。

シェリプラスでジヨンのスピンオフが始まったので、本編で描かれなかったMETEORsのデビューまでの舞台裏やその後の活躍などが見れるといいなと期待しつつ、ジヨン自身の物語もどんな展開になるのか楽しみ✨

 

 

まとめ
・オメガバース
・芸能界
・アイドルオーディション
・三角関係
・せつない/ほのぼの/ラブコメ
・地雷要素(人によって):なし
・濡れ場:普通
・修正:白抜き

 


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掲載誌:シェリプラス
ジヨンのスピンオフ『甘くて青い、運命の』が3月号よりスタート!

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