いかさまメモリ
2012年4月28日・2013年10月30日
新書館
高校時代に一度だけ関係を持った友人と10年後に仕事で再会するところから始まる物語。
高校時代の失敗をなんとか挽回しようと四苦八苦する津田と、再び傷つくことを怖れて逃げ腰になってしまう中野という構図。
高校時代、好きだから関係を持ったのに、津田は平然とそれまでと変わらぬ友人として接してきたばかりか、さらっと彼女ができたなんて言われたときには、そりゃ、連絡を断ちたくなる気持ちも納得です。
津田視点の回想からは、あのとき本当はどう思っていたのかが読者には伝わってくるものの、中野には全く伝わっていないという、もどかしい展開。
過去の過ちを悔いて新しい関係を築こうと頑張る津田の姿は好感が持てますが、そこまで頑張るなら高校時代から好きだったとまず伝えるべきでは😅
人懐っこくて、おおらかな性格で憎めない人なんだけど、肝心なところが抜けてる津田。
一方の中野は硬質な色気が漂うクールビューティ。 普段はクールなのに津田と会うと好きな気持ちが顔や言動に出てしまい、ぎこちなくなる様子がたまりません。
そんな二人のすれ違いがじれったくも面白い作品。 中野が津田の想いに気づいたときに、さらなる萌え爆弾が待っていそう。
視点が一話ごとに交互に切り替わる構成も感情移入しやすくて良かったです。
それと、津田の会社の先輩・佐伯さんの存在感がすごい!
もっさい男があそこまで変身するとは。さすが三股男w
2巻は中野くんが佐伯さんと一緒にいるところに津田があわててやってきて・・・という展開。
津田が迎えに来てくれたことに嬉しさを隠せず、赤くなった顔を隠すためにうつむき加減にそっと津田の上着をひっぱって歩く中野くんが可愛かったです😆
ドキドキした様子でされるがままの津田の反応にもニマニマ。 その後、マンション前まで到着すると、小さくぼそりと「寄って・・・く?」と控えめに誘う中野くんがこれまた可愛かったです。
帰り道で津田がずっと好きだったことを告げ、過去のことにケジメをつけます。そして、お互いの気持ちを確かめ合った後は、嬉し恥ずかしなラブシーンへ突入💕
中野くんのよがる姿に余裕がなくなる津田がなんか妙にエロかったです。
中野くんが幸せになって良かったー😊
やっぱりイサクさんの健気受は最強。あのウルウルの瞳がたまりません。もっともっと照れてる中野くんを堪能したかったなぁ。あと2話くらいほしかったところ。
後半は佐伯さんが主人公のスピンオフ。佐伯さんの相手がこれまた意表をつくタイプ。天真爛漫で『ハートの隠れ家』に出てくる春人を思い起こさせるキャラ。
2巻描き下ろし番外編は、佐伯×康平2話と、津田×中野1話。前者は天然すぎる康平に翻弄されながらもメロメロな佐伯さんがユーモラスで笑いを誘います。そして、最後はやっぱり中野くんが可愛いなというお話で締めくくり。
出版社の特典ペーパーは津田と佐伯さんが道端で会話(本当は言い合い)しているのを羨ましそうに見つめる中野くんと、後方の電信柱の影から二人を観察する康平の構図。
「佐伯さんて、ちょっと津田さんのことも好きじゃないかと思うんですよね」と見ず知らずの康平に急に話しかけられ、びっくりする中野くん。康平の声に気づいて「あれ?」と振り返る津田と、ギョッとした顔の佐伯さんのやりとりが笑えましたw
【2012/12/15と2013/12/24に旧館に投稿したものを微修正してこちらに移しました。旧館の記事は非表示に変更】



